オレ的キューキョクの選択

「オレの兄貴らぶらぶけーかく♪」の続き…ではなくて、また別verのED後妄想話です。
最愛の兄貴と再会したククに、兄が言った台詞とは!?
アホモに品性と良識を求めていらっしゃる方はいないと思いますが、 下品なマルクク(ヘタレアホ攻めクク×女王様受けマル) です。
あ、完全番外編ですよ、もちろん。

































オレの名はククール。
言うなれば、世界サイキョーの美男子。


すきなもの



おえかき

ギャンブル(カードが特に)

可愛い女の子(巨乳だと更に良し)

兄貴!!






そんなオレは、今日も今日とて、ゴルドからオレとオレの手と オレの愛!! を振り切って逃げちまった兄貴を探して世界を放浪していて、そして今、ついに兄貴を探し当てたトコなのである。



「兄貴ー!!」

オレが絶叫して抱きつこうとすると、兄貴は即行 かまいたち をぶつけてきたけど、オレは気にしない。

だって、兄貴が恥ずかしがりやなのは、今に始まったコトじゃねーもんね♪

ちょっぴり80ダメージとか受けて、血まみれになっちゃったけど、オレは構わずに兄貴に抱きついた。



「兄貴ー(泣)ようやく見つけたよー(すりすりすりすり)ホンモノの兄貴だよー(すりすりすりすり)」

「ええい離せ、気色の悪いっ!!」

「やだやだやだー、オレぜってえ離さない!!オレ、死ぬまで兄貴を抱きしめてるんだっ!!」

「ならば今死ね!!」




というような 兄弟再会の微笑ましい会話 を交わして、オレが 自分の血に満身染まった頃 兄貴が言った。




「まあ良かろう…私も貴様には用があったのだ。」

「なに、兄貴!?再会エッチの体位の希望!?なら、オレ、兄貴の好きな体位でガッツシ…」

兄貴はオレの世界一のビボーに何のためらいもなくヒジを入れると、続けた。



「私は貴様に為さねばならん事があるのだ!!」












はへ?







オレの可愛い疑問の表情を無視して、兄貴はゴルドの演説の時みたいに朗々と続ける。


ところで兄貴もけっこう満身創痍なんだけど、なんでこんなに元気なんだろうか?




「まずは手短に結論から述べよう。 私は貴様が大嫌いだ。」


オレのガラスのように繊細なハートはいきなり大ダメージをくらったけど、兄貴に気にした様子は見えない。



「そして私は、情けをかけられるのも大嫌いだ!!よって 大嫌いな貴様にかけられた情けなど、私の体から抉り取れるものなら抉りとってやりたいほど忌まわしい!!」



なんでオレ、兄貴の命を助けてあげたのに、ここまで言われなきゃなんねーんだろ…くすん。



「よって私は、この肉体と魂の全てが焼き尽くされるまで貴様を憎み、呪い続ける所存 だが、一つ問題がある。」

「なんだい、兄貴?」

「助けてくれと頼んだ覚えもない一方的なものだが、それでも貴様に命を助けられたのは事実だ。よって、このままではこの命有る限り、貴様のようなロクデナシに一生借りを持ち続けているような気がして気持ちが悪い。よって…だ。」


兄貴はオレの目を、翡翠色の目でじっと見て、言った。


「ククール、貴様に恩返しをしようと思う。」




オンガエシ?
オレは兄貴の口にした単語をとっさに漢字変換できなくて、きょとんとした。







兄貴は、 この愚物が という軽蔑の眼差しでオレを見て、続ける。




「貴様の望む事なら、なんでも一つだけ叶えてやろうと言うのだ、ククール!!」


















オレの望む事ならなんでも?
なんでも?

ナニでも?


オレはチカラいっぱい、叫んだ。

はい!!オレ、兄貴といちゃらぶでずっぽししたいです!!


















「却下だ。」
兄貴はめっちゃ一言で斬り捨てた。


「なんだよー!!なんでもってゆったじゃーん!!」
オレがじたばたしたながら反論すると、兄貴はゆった。


「“なんでも”とは言ったが“一つだけ”とも言った。」

「…ひとつだけ?」

「そうだ。“いちゃらぶ”と“ずっぽし”どちらか一つだけなら叶えてやろう。」

「どっちもがいい。」

「却下だ。」

「兄貴のケチー。」

オレは可愛く反論したけど、兄貴の目には一滴の妥協の色も見えなかった。



「さあ選べ、ククールよ!!“いちゃらぶ”と“ずっぽし”どちらを望む!?」










いちゃらぶ


ずっぽし














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