ククール・プレゼンツ リーザス村不思議発見!!

元拍手話。「アローザと元法王さま」で展開している、仲良しリーザス村&アルバート邸の人たちの不思議を、世紀の美青年(?)ククールが紹介!!









ヨッ、オレはククール。世紀の美青年だ。

ちなみに好きなものは、肉とギャンブルとお絵かきと美乳の女の子と兄貴っ!!


っつったら、オレのフィアンセ、ゼシカにいきなり燃やされた。

なんでだろう…

彼女は見事にデカくてカタチのいいチチの持ち主だから、つまりオレは彼女が大好きなのに。

まったく、女の子ってのはよく分からない。
けど、ミステリアスなものに、男は惹かれるものさっ!!


というワケで、この絶世の美青年ことオレが、神秘についてリポートするぜ。


リーザス村、不思議、ハッケンっ!!






「さて、ここにいる、デコは広いけどとびっきりのエロボディでセクシーな三十男が、オレの最愛の兄貴、マルチェロだっ!!」

マルチェロ「どこを向いて喋っているのだ貴様、ついに脳みそが芯まで涌いたか?」

「オレの兄貴は、見た目はとぉってもゴージャスなんだけど、実は未だにドーテーなんだ。オカシイだろ?というワケで兄貴、ここでクエスチョン!!今まで誰かを好きになったコトは!?」

「私の敬愛するのは、我が聖父オディロ院長だけだ。」

「いや、そーゆーイミでなくてー…“惚れた”って思ったコトは!?」

「ない」


「みなさん、お聞きになられましたか!?

『ないっ!!』

信じられないよなっ!?」



「だから貴様は一体誰に向かって喋っているのだ、愚弟。」

「はい、では第二のクエスチョンです!!ズバリ!

『この人とエッチしたい』

って思ったことは!?」

「ない。」

「なぁにっ!?みなさま、お聞きになりましたね!?

『ないっ!!』

信じられませんっ!!健康な若い男なら、十人の可愛い女の子を見たら、十回はボッキするのが常識でしょう、ねっ!?それをコトもあろうに

『ない』っ!!

いくら野郎だらけのマイエラ修道院育ちとはいえ、一歩外に出ればそこはパラダイスっ!!ドニのバニーの脚線美!!女の子のうなじっ!!礼拝先のマダムの色っぽい唇!!令嬢方の健康的な踝っ!!いやっ!!魔物にさえ、ウィッチレディのぱふぱふという、なんとも煽情的な攻撃をくらうことすらあるというのにっ!!おかしいです!!このゴージャスエロいオレの最愛の兄貴を歪めてしまったのは、一体なんだというのでしょうかっ!!」

「…グランドクロス。」




「はうばっ!!」




「とりあえず、その問いには答えてやる。私が歪んでいるのだとしたら、その原因の98%は貴様だ。」









「えー…グランドクロスとか食らって、ちょっぴり瀕死でしたが、こーゆーコトも、ミステリーの旅ではよくあるコトです。それにっ、オレにはベホマがあるから大丈夫っ!!というワケで、オレは第二のミステリーを探しに、アローザ奥様のお部屋に潜入しました。あ、オレのハニーとアローザ奥様がなにやらお話中ですね。」


ゼシカ「はあ…あたし、ホントに男運がないわ。サーベルト兄さんはあんな風になっちゃうし、加えてあの赤い生物はドバカだし…」

奥様「ゼシカ、自分の婚約者をそんな風にいうものではありません。」

ゼシカ「そりゃ、お母さんはいいわよね。お父さんはカッコよくて、誠実で、ダンナとしてカンペキな人だったんだもの。」



「皆様、お聞きになりましたか?ここで第三のクエスチョンです。本編では一切触れられていない、奥様のダンナ…つまりゼシカの親父さんですが、本当に奥様やゼシカの言うように、

『全てにおいてカンペキ』

な人だったのでしょうか!?」



奥様「…なにか、人のいる気配がしませんか、ゼシカ?」

ゼシカ「そお?」



「いやあ…オレ的には信じられませんね。だって、もし!!ゼシカのオヤジさんが、この絶世の美青年のククールさまの半分も美形だったと仮定しよう。そんな男がモテねーワケねーじゃんな?しかも金持ち!!女が、三歩歩いたら五十人はよってくること請け合いよ?いくら奥様が、赤毛のボッキュボン!!だっととしてもさ、ほら、こうオトコってのは、ハンターだからさ。手元にあるだけじゃ満足出来ないってゆーか…」


ゼシカ「そういや確かに、人がいる気配がしてきたような気がするわ。ちょっと見てくるね。」



「いやぶっちゃけオレも、やっぱ情熱の色、赤がイメージカラーだしさ。でも、やさしー男でもあるから、ちょっと一人だけでは満足できないってゆーか…」

ゼシカ「あ…」

「…やあ、ゼシカ、つーかマイハニー。今日はオレが、ミステリーハンターとして、ちょっと、この邸についてのミステリーを…」

ゼシカ「また、ロクでもない事しゃべくってたわね、あんたっ!!」

「なな、ナニ言ってんだよハニー!!オレはただ、男ってのは全世界に種を蒔きたい願望があるって…な、なんでテンション溜めるの?」


「マヒャドっ!!!!」









「えー…ミステリーハンター兼ラブハンターのククールです。なんかさっきから、どんどんズタボロになってるって?気のせいです?では、今回のラストミステリーは、アルバート邸からちょっと場を移して、リーザス村まで参りましょう。リーザス村、不思議、ハッケン!!」


女の子「ククールお兄ちゃん、どうしてそんなにボロボロなの?」

「本日のラストミステリーは、このキュートな少女に関してです。やあ、ゼシカに憧れて魔法の勉強をしているスイートガール、魔法の勉強は進んだかい?」

女の子「うん、あたしとってもがんばってるよ。でもね、ゼシカおねえちゃんは

『まずはメラから』

って言うんだけど、なかなかメラが唱えられるようにならないの。」

「ふうーん、とりあえずやってみて。」

女の子「うん。…メラっ!!」


ぽす


「確かに…メラというより、ガス欠のガスコンロみたいだな。」

女の子「メラってむつかしいよね。モシャスの方が絶対にカンタンだよ。」

「いや…それはそんなコトはないと思うけどな。」

女の子「そんなコトないもん、モシャスはカンタンだよ。じゃ、ククールお兄ちゃんに化けてみせるね。モシャスっ!!」


どろん

女の子「どう?今のククールおにいちゃんにそっくりに化けたよ?」

「違うっ!!」

女の子「え?どこが?」

「オレはもっと美形だっ!!存在するだけで、世界を震撼させちまうくれーの美形なんだっ!!なのになんだっ!!そのズタボロは!?」

女の子「え、だって今のククールおにいちゃんはこん風だってば…」

「絶対違うっ!!!!…というワケでみなさん、天才モシャス少女の変身魔法も、やっぱりまだまだの所があるみたいですね。」

女の子「違わないのにー」




「ま、いいや。他には何に化けられるんだい?」

女の子「んっとね、ドワーフのおじさんとか、近所のおじさんとか、あらくれのおじさんとか…」

「あー、パスパス!!もっとビジュアル的に美しいものにしようよ!!エルフとか、スノーレディとか、エッチな下着姿のゼシカとかっ!!」

女の子「ククールお兄ちゃん、目が怖い…」

「ともかくオレに萌えをっ!!!!」

女の子「ついでに息が荒い…あ、あたしねえ、“みらいのあたし”に変身出来るんだよ、見たい?」

「ソレって、変身モノの定番の…まあいい、それは是非見たいっ!!全裸の変身シーン大希望!!」

女の子「うっ…なんだかあんまり見せたくなくなってきたな…」




女の子「いくよっ!!モシャスーっ!!」

「…」

女の子「どう?びじんになったー?」

「…好みだ…」

女の子「?…ククールお兄ちゃん、さっきより更に目が怖い…」

「パッキン!!ほど良い美乳!!そして生足っ!!更に幼い口調ッ!!まさに萌えっ!!さあ、スイートガール!!外見だけじゃなく、中身もオトナになろう!!」

女の子「な…なんでジリジリ寄って来るの?」

「ふふふふふ…スイートガール、キミにオトナの階段を登らせてあげようと言ってるんだよ。さ、おいでー、怖くないよー…」

女の子「こ、怖いー!!助けてー、ポルク&マルクお兄ちゃーん!!」



ポルク&マルク「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん!!リーザス村警備隊見参っ!!っていきなりナニしてんだよ、ククール兄ちゃん!!」

「うるさいっ!!ガキには関係のない話だ、あっち行け、しっしっ!!」

ポルク&マルク「そうは行かないぞ!!リーザス村の平和を乱す奴は誰であろうと許さないッ!!ていっ攻撃だっ!!…か、硬いっ!!」

「ふふのふー、スカラ発動済みだもんね。お前等みてーなガキの攻撃など効かんわ、ふはははは…」


村のおばあちゃん「なにしよるんかーっ!!!!!!!!」




どぎばきいいいいいいい!!


女の子「お、おばあちゃん、怖かったよ…シクシク」

おばあちゃん「よしよし、リーザス村の平和は、ワシが守ってやるけんね、安心せい。」

ポルク&マルク「さすがばあちゃん、鍋の蓋の上からダメージを与える拳を持つだけの事はあるな…」












ゼシカ「では、本日のラストクエスチョンは、この銀赤い生物についてです。一体、この生物の無駄に美麗な外見の中身には、ナニがつまっているのでしょうか?」

「離せはなせー!!オレがナニしたってゆーんだよー!!この縄キツいー!!ちょっと緩めてー!!」

マルチェロ「解剖でもしてみたらどうだ。別に元に戻らずとも、私は一向に構わんしな。」

「かまうー、オレはかまうー!!オレのこの美麗な頭が解剖されたら、全世界の美女達の涙で世界が大洪水に襲われるー!!」

奥様「確かに、婚約解消を考えても良いかもしれませんね。」

マルチェロ「申しわけありません、マダム。この愚劣な生物がご迷惑を…私も、この生物と半分共有されている血をすべて抜き去ってお詫び申しあげたい…」

「なにさー、オレなんにも悪いことしてないじゃーん。なんでそんなコト言うのさー!!」

ゼシカ「ミステリアスな男はカッコいいって言うけど…こんな“ナニ考えてんのか分からない”生物は、ホント願い下げだわ。…では皆様、今回のミステリーはお楽しみ頂けましたか?とりあえず、最後は、この銀赤い生物の解剖の様子を見ながら、お別れといたしましょう…」

「違う、ソレ番組違う!!草○仁じゃなくて、関○博になってるーっ!!」









終わり




2007/11/24




自分でも何が書きたかったのかよく分からない拍手話。
ちなみに書きたかったものを羅列すると

・美乳が好きだからゼシカが好きと高言するアホい赤。

・女に劣情を抱いたことが一度もないと高言するマルチェロ。

・モシャスガール。

・リーザス村の鉄腕ばあちゃん。

・関○博の語りでエンディングテーマ。


あ、ちゃんと書けてるじゃん!!




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