punishment of ポケットネズミー(兄の心中編)




私の名はマルチェロ。法王…だった。


神の代理人という立場でありながら、その地位を暗黒神の力を借りる事によって得た。

その裁きは、栄光の高みから一瞬にして奈落へ叩き落されるという形で受けた。




その事で今更、女神を恨む気はない。

敗れたのは私で、弱い事は罪だ。




だがッ!!




だからと言って、 こんな姿を受けるほどの悪行を私は為したのかっ!?





女神の罰により、私はこのような忌まわしいネズミに姿を変えられ、あまつさえ、例え死すともこんな姿を見られたくない男ナンバーワンのククールに見付かり、奴の聖堂騎士服のポケットに軟禁の身だ!!




奴め…


私がもはや、反抗すること叶わぬ姿である事をいい事に、 私を好き放題に拷問するのだっ!!




くっ…口にするのも忌まわしいが、


事あるごとに、奴は私の顔に唇を押し付けるは、

『兄貴ー、可愛いでちゅねー』
と、私のような三十男に話しかけるは、

風呂と銘打って私の着衣を引き剥がすは、

着替えと称して、正気の沙汰とは思えん着衣を強制するはっ!!





くっ…ククール…それほど私のかつての仕打ちを呪っていたか…しかし、自業自得とはいえ、 やり口があまりに変質的だっ!!







「兄貴ー♪なんでそんなにイヤそうな顔なんでちゅかー?」


ククールの嫌がらせ極まりないに、私はなんとか正気を保って答える。




「ふん、貴様のイヤミも上達したものだな、ククール。…まあいい、私はこの程度の拷問に屈するような男ではない。」


「なにさー、オレは兄貴を“可愛がってる”だけじゃん?」

「ふふん…何…私は決して貴様ごときに屈しはせん!!いくら極限にまで精神的に忌まわしい拷問とはいえ、この姿では性的に陵辱する事は叶うまい…」



「…指くらいなら入るよな…?(期待に満ちた目)」




「…え゛!?」




くっ…今までの拷問ではまだまだ私を罰し足りんという訳か。

女神よ、これが私の反逆に対する罰かっ!!!?





2006/10/12



10/6マルチェロの日チャットで、樂さまに頂いたネズミー団長です。樂さま、本当にありがとうございます!!
もんのすごい不機嫌そうな顔がツボな団長ですが、彼くらいプライドの高い男なら、こんな姿になったら、即座に舌を噛み切りそう…かな?
まあ、愚弟も
「あんたは惨めに生き延びろ!!」
と言っているので、元気にいたぶられているといいと思います♪






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