おもひで拍手






法に関しての格言小編@

幼いマルチェロは問うた。

「オディロ院長。女神さまはとても正しいお方なのでしょう?そして、王は女神に選ばれた者、女神聖職者とは女神さまの僕。なのに、彼らは人を不幸にすることがあります。なぜですか?」


オディロ院長は、そっと微笑むとマルチェロに言った。


「正しかるべき正義も時として盲いることがある。」

「?」

オディロ院長はマルチェロの髪を撫で、続けた。


「だからマルチェロや、正しい判断力を身に着けなさい。そして、彼らが盲いた時に、正しい方向へ導いておあげ。」

「はい、僕は必ずそうします。」

マルチェロは、力強く断言した。




法に関しての格言小編A

マルチェロの聖堂騎士団の軍法の適応は厳格を極めている。


聖堂騎士トマーゾは呟いた。

「あれはあまりにあまりじゃないか?あれじゃ、団員が死ぬばかりだ。」

聖堂騎士グリエルモが聞きつけ、咎める。


「貴公も聖堂騎士であろう?軍法というものは、厳正でなくてはなるまいっ!!」

トマーゾは返す。


「軍法の適応が適当であれば良いというものでもない。だが、マルチェロ団長は限度というものを知らないように見える。

『最厳正の法は最不正の法なり』

と言う。あの人の隙の無さ、妥協の無さはいつか、悪の極致に踏み込まないか…俺は心配でならない。」

「マルチェロ団長に限って、そんなことはあり得んっ!!」

断言するグリエルモに、トマーゾは微笑みながらも、ため息をついた。




法に関しての格言小編B

「ひどい色の空ね、空が落ちてきそう。」

ゼシカが言った。

暗黒神が復活した空は淀み、世界を押しつぶしそうに、誰の目にも見えた。



「いいじゃねーか、落ちてくれば。」

ククールは言った。


「無責任なことばね。」

ゼシカが怒ってみせると、ククールは返した。


「天が崩壊するなら、すればいいのさ。オレたちはオレたちの正義を追い求めるだけさ。」

「…そうね。」

ゼシカは納得した。


「もちろん、君と、ね。」

にっこり笑ったククールに、ゼシカもにっこり笑った。




法に関しての格言小編C

異端審問の場は、この世の地獄さながらの惨状を呈していた。


「審問は完了であります。全ての者は、魔女だと自白したであります。」

聖堂騎士カルロは、無表情に報告した。


修道士が顔をしかめる。

「しかし…この惨状、どんな拷問を行ったんだ?拷問によって無理に事実ではないことを吐かせただけじゃ…」

「自白は証拠の女王でありますよ。」

カルロは答えた。


「魔女だと言う、即ち、魔女だという証拠であります。では、小官の任務はこれにて完了であります。」

そして、事もなげに手を拭うと部屋を出た。




法に関しての格言小編D

マイエラの地に派遣されたある司祭が、その地の民を治めるための助言を、聖者と名高いオディロ院長に乞うた。

オディロ院長は、サヴェッラで多くの法を学んだというその司祭の熱意あふれる方針を、ただ穏やかに聞き、最後に、こうとだけ問うた。




「最高の治世の法を知っているかね?」

司祭が言葉に詰まり、オディロ院長に答えを乞うと、彼は穏やかに言った。


「みんながしあわせに暮らすことだよ。」

言葉に詰まったら司祭に、オディロ院長は言った。

「どうしていいか困ったら、みんなの顔を見なさい。そしてその人たちを笑顔にしてあげなさい。ワシがお前さまに助言して上げられることは、それだけだよ。」

そして、それ以上なにも語らなかった。




法に関しての格言小編E

「…また、派手にやらかしましたっスね、団長どの。」

聖堂騎士エステバンはマルチェロに言った。


周囲に飛び散る血。

斬り落とされた死体。


「聖堂騎士エステバン、お前は敵に情けをかける必要を認めるのかね?」

マルチェロは問う。


「まっさか。敵は敵、ブチ殺してやりゃいいんスよ。」

エステバンの回答に、マルチェロは満足そうに答えた。


「その通り、私に害為す者は敵。そして、 目には目を、歯には歯を、だ。やられた事をし返しただけのこと。」

「ちょっと派手すぎにっスよ、ね?」

そしてエステバンは睨みつけられ、僅かに竦みあがったのだった。




法に関しての格言小編F

聖堂騎士副団長…いや、“元”副団長トマーゾは、かつての上官であるマルチェロを糾弾し、罪に貶すことで自らの無罪を得た。

それを詰るものもいたし、また、それを慰める者もいた。


かつての彼の部下は傷ましいほど傷ついた彼に語る。

「マル…いや、“あの方”はゴルドから消え去ったのです。本当に責任を取るべきはあの方ではないですか、トマーゾ副団長?いやそもそも、全ての罪をあの方になすりつけた教会組織を、貴方は正義と思われるのですか?」

部下の言葉に頷きつつ、トマーゾは言う。


「悪法も法なり。 俺はその教会に、聖堂騎士であることに誓いを立てたのだ。今更それが過ちだとは言えんよ。」

そして、付け加えた。


「罪は、そんな法ですら守ろうとしなかった己の弱さにある。」




法に関しての格言小編G

「でも、本当によろしかったのですか?チャゴス王子のアルゴリザード退治にあの冒険者たちを同行させて。」

サザンビークの、王付き秘書官、レベッカはクラビウス王に言った。


「王位継承の儀式は、継承者一人きりで行い、余人の手を借りてはならない。サザンビーク王家の典範には、確かにそう書いてありますが、陛下?」

クラビウス王は向き直った。


「レベッカよ、チャゴス一人でアルゴリザード…どんな小さなアルゴリザードであっても、だ。倒せると思うか?」

「絶対無理ですわ。」

レベッカは平然と答えた。


「…も少し気を使った回答にせんか?…まあ、どんなに気を使おうが、無理と見るだろうな、かく言う儂も心からそう思う。」

「でも陛下、法は法です。国王たるべき方が守らなくていいんですか?」

レベッカの言葉に、クラビウス王は言った。


「耳が痛いが、つまりはこういう事だ。」

「こう言うこと?」

「法は些事にこだわらず。 儂の子はチャゴスしかおらん以上、チャゴスにはアルゴリザードを倒し、王位継承者と認められねば困る。困るということは、アルゴリザードを倒してもらわねばならんということで、つまりはアルゴリザードを倒すことが絶対目的、それに加勢を加えるのが法に触れるというのは、些事だ。よって、儂の判断は正しいとまではいかんが、間違ってはいない、と。」

レベッカはまじまじとクラビウス王の顔を見て、言った。


「さすが陛下は名君。親バカに理屈をつけるのがお上手ですね。」

そして、渋い顔のクラビウス王に、けらけらと笑って見せた。




法に関しての格言小編H

「ワシは何がなんでも、トロデーンの民たちを呪いから解き放たねばならんのじゃーっ!!」

旅に出てから幾度目か、トロデ王は叫んだ。

もっとも、少々酒が入っての上での叫びなのもまた、いつものことだが。


「しつけーなオッサン。」

ヤンガスは言う。


「だが、ま。王族って奴らにしちゃ、いい心がけだな。俺の見てきたエラいさんってのは、どいつもこいつも

『じぶんは貴族であるから、何かしてもらうのがトーゼン』

ってカオばっかしてやがったからな。」


「おう、ワシは王じゃ。エラいんじゃ、スゴいんじゃ。崇め奉れぃ。」

トロデ王は言う。


「王たる者、人から崇め奉られるのは権利じゃからの。」

トロデ王は言い、そして続けた。


「じゃが、ワシは王として

『権利の上に眠る者は、保護されない』

という言葉もまた、知っておる。ワシは全権を握った王じゃ。じゃから、王たる権利の上に安眠はせん。民を守るという、義務はきっちりと成し遂げるわい。」

ヤンガスはその言葉を聞き、感心したように鼻を鳴らした。


「ホントの王さまみてえな言い草だな。いや、カンドーしたぜ。」

「ワシは本当の王さまじゃいっ!!」

トロデ王は、怒りで足をだむだむと踏み鳴らした。




法に関しての格言小編I

「法王は名門貴族から選ばれる…という慣習は気に食わんか、マルチェロ。」

ニノ大司教はマルチェロに問うた。


「確かに其方は領主の私生児、法王になるには血統が不足しているかもしれんな。はは、そんな顔をするな。確かにそなたは能力が高い。法王となっても不足のない能力ではあるだろう。じゃがな、世間ではこう言うておるじゃろう?

『最善の法律は慣習から生まれる。 』

と。能力で全てを競い合っていては、いつも他人を蹴落とすか、蹴落とされる心配ばかりで気が休まらん。じゃから前例が必要なのよ。前はこうだったから今回もこうだ…それが皆の安心に繋がるのよ。じゃで、法王の地位も名門からしか出さんという前例ができ、皆がそれを守るからこそ、世の中は平和なのじゃ。分かったかな?

ほう、世の中が平和であることとは、不平等と不自由と引き換えでしかあり得ぬかと問うか?はははは…ではひっくり返してみるか、マルチェロよ。

能力という力だけで、全ての前例をひっくり返してみるか、マルチェロよ。

ああ、おそろしい、それこそ女神の御心に背くというものじゃ。聖堂騎士団長として、それはどうかと思うぞ?

おお…じゃが、マルチェロよ。そなたには『反逆者』という肩書きが思いのほか似合いそうじゃの。

ははははは、冗談じゃ、冗談。」






憲法記念日なので書いてみた代物。法に関する格言は色つき強調にしてみました。原典を当たりたい人は、適当に検索すれば出てくると思います。
大きく分けて「マルチェロが言いそうなこと」と「オディロ院長が言いそうなこと」に別れたのですが、その二人だけ出すのもどうかなーと思ったので、一格言一人のアラカルトにしてみました…が、ランダムにしたのもあって分かりにくかったかな?

個人的には「自白は証拠の女王である」という格言はマルチェロに吐かせたかったのですが…すいません(誰への謝罪だ?)










カリスマ兄弟、クリスマスをしんみりと楽しむの巻@

拙サイトは、エロカリスマ兄と、アホカリスマ弟が、兄弟仲良くしてくれる事を切望します。


今夜はクリスマスイヴ。

マイエラ修道院のオディロ院長は、良い子のククールにプレゼントをあげようと、サンタさんに扮してやって来ました。


オディロ「よしよし、よう寝とるのう。どれどれ、ククールの欲しいものはなにかな…(手紙を開く)」


兄貴(とりあえず二十年分くらい)


オディロ「…(ククールを無言で揺さぶり、起こす)ククールや。」

クク「ん…オディロ院長?じゃなくて、サンタさん!あのねー、オレ…」

オディロ「(まじめな顔で)良いか、ククールよ。ダジャレでもギャグでもなんでもそうじゃが、芸人は“意外性”をウリの商売なのじゃ。」

クク「んーオレは芸人じゃない気もするけど、オレって、カリスマ美青年だからバラエティーにも適応できるし、分かった。んで?」

オディロ「じゃから(と、希望品を書いた指を示し)こーゆー“誰もが予想したこと”を書くでない!!モニタの向こうのご婦人方が

『またか』

という顔をなさっておるではないか?」

クク「(不満そうに)だってぇ…オレ、兄貴が欲しいんだもん…すげく欲しいんだもん…なのにくれないんだもん…兄貴のケチー!!」

オディロ「…あのな、ククールよ…」


ククールへのサンタさんのその年のプレゼントは“良識と節制とは何だ”という“ありがたーいお説教”だったそうです。




カリスマ兄弟、クリスマスをしんみりと楽しむの巻A

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ドニの町の酒場にて。


バニー「ククールぅ、今年のクリスマスは一緒にいてくれるー?」

クク「(アホのくせにやたらカッコよく)はっはっは、残念だけど、オレ、クリスマスにはもうデートの予定が入ってるのさ♪悪いね、ハニー。」

バニー「えー、ひっどーい、一体だれよー!?」

クク「へっへっへ(もったいぶるけど、すごく嬉しそうに)オレの愛する聖堂騎士団長ど・の☆」

踊り子「(背後から話題に加わり)やだー、去年もそう言ってたのに、当然のようにフラれて、結局ひとりでぽつんと過ごしてたじゃない?」

町娘「一昨年もおんなじ事言ってて、結局フラれてたわよね。」

宿屋のオバサン「その前の年だって(以下略)」


クク「(涙目で)うるさーいっ!!今年こそ!!今年こそは、団長どのとラブい夜を過ごすんだもんっ!!だから予定はいれないのっ!!だから…だから…(泣きじゃくるククを、女性陣、総出で慰めてやる)」


マイエラ修道院


聖堂騎士「団長、今年のクリスマスのご予定は?」

マル「は?年の瀬のこの忙しい最中だ。仕事がみっちり詰まっているに決まっているだろうが!」

カリスマ兄弟、クリスマスをしんみりと楽しむの巻B

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クク「兄貴ー!!今晩は“恋人たちの”クリスマスなんだぜー?(すごく嬉しそうに)」

マル「それが、私と貴様になんの関係がある単語だというのだ?(すごく冷たく)」


クク「(ちょっと落ち込んだけど、気を取り直して)兄貴ー、今晩は“家族団らんの”クリスマスなんだぜー?」

マル「家族団らん?…フン(せせら笑う)、私に“団欒すべき家族”など、オディロ院長以外には存在しない筈だがな。」


クク「兄貴のバカー!!(泣)」

カリスマ兄弟、クリスマスをしんみりと楽しむの巻C

拙サイトは、エロカリスマ兄と、アホカリスマ弟が、兄弟仲良くしてくれる事を切望します。


クク「兄貴ー♪クリスマスはオレと愛を確かめ合おうぜー?」

マル「確かめるもなにも、私と貴様の間に“愛”などという洒落たものが存在した事実など、出来てたまるか。」


クク「んじゃ、愛を育もうぜー♪」

マル「貴様の戯言に付き合っている暇はない。そもそもクリスマスは、我が聖堂騎士団にとっては、“稼ぎ時”ではないか。無駄口をたたく暇があったら、一軒でも多く寄付金を獲得して来い!!」

クク「なんでさー、なんでそんなに冷たいのさー!!クリスマスくらい優しくしてよー(ぶーぶー)」

マル「私がこの忙しいさなかに、貴様ごときに“優しく”振舞ってやらねばならない理由はなんだっ!!」

カリスマ兄弟、クリスマスをしんみりと楽しむの巻D

拙サイトは、エロカリスマ兄と、アホカリスマ弟が、兄弟仲良くしてくれる事を切望します。


今夜はクリスマスイヴ。

マイエラ修道院のオディロ院長は、良い子(院長にとっては、三十路なんぞ幼児も同然です)のマルチェロにプレゼントをあげようと、サンタさんに扮してやって来ました。


オディロ「よしよし、よう寝とるのう。どれどれ、マルチェロの欲しいものはなにかな…毎年毎年、何を聞いても、何もいりませんとかしか答えない、謙虚過ぎる子じゃからのう。今年は

『いいから、絶対に!!心底欲しいものを書くのじゃぞ?嘘ついたり、遠慮したりしたら、ワシは怒るからの?』

と厳しく言っておいたから、何か書いてあるじゃろう…(手紙を開く)」


私を受けて入れてくれる、心から安らげる場所


オディロ「…(眠るマルチェロの瞼にそっとキスし)マルチェロや…お前は実はワガママさんじゃったなあ。そんな事を言われたら、ワシはおちおち女神様のお膝元にも行けぬではないか…分かった分かった、サンタは約束を守るよ。ワシはずっと、このマイエラ修道院をお前の安らぎのための場所にしておくからの…だから、お前はゆっくりお休み。」


オディロ院長は、雪明りに照らされたマルチェロの寝顔がこちらを向き、そして院長に向かって微笑んだような気がしました。


雪がしんしんと降り積もる中、暖房気のない団長室は決して暖かくなどありませんでしたが、院長の心はとても温かくなりました。



「ワシの最も愛しい子へ…メリークリスマス。」

カリスマ兄弟、クリスマスをしんみりと楽しむの巻 番外編

拙サイトは、エロカリスマ兄と、アホカリスマ弟が、兄弟仲良くしてくれる事を切望します。


サヴェッラの自邸にて。


ニノ「ふんふふんふふーん(軽やかな鼻歌を歌いながら)飾りつけは順調じゃのう。ほれ、そこ。そこはシルリアンブルーじゃと言っておったろ。マルチェロのあの聖堂騎士の制服に合うように、カラーコーディネイトにも気を配らねばな。ほれ、料理の支度は順調か?うーむ…ちょいと若い男相手の晩餐にしては、野菜が多いかのう…しかし、マルチェロは質素な食事を好むとも言うし…いや、やはりイベントの時くらいは肉を多量に盛り付けた方が良かったかのう…おお、これ。その飾りつけは派手じゃ!!マルチェロに眉をしかめられたらどうする?…しかし、マルチェロは眉を顰めていても、それはそれで魅力的じゃからのう、困ってしまうわい。おお、プレゼントが届いたか。ふふふ(好きな子に手作りプレゼントを用意した小学校高学年の女子のような笑顔で)マルチェロは喜んでくれるかのう♪」



同じくサヴェッラの、聖堂騎士団宿所。


聖堂騎士副団長トマーゾ「マルチェロ団長、そろそろニノ大司教のお招きのクリスマス晩餐会のお時間ですが…激しく嫌そうですね。」

マルチェロ「あのニノ大司教の油臭い笑顔を、愛想笑いを浮かべながら延々と眺め続けなければならんかと思うと、いっそ急病にでもなりたいが…我が肉体の頑健さをこうまで呪った事はないぞ、トマーゾ。」

トマーゾ「…まあ、おシゴトですから…」

マルチェロ「そうだな“シゴトだから”仕方あるまい。“シゴトだから”なっ!!」






マルチェロに捧げるラブソング@

兄貴に愛と愛の歌を捧げようというククールの無駄な努力話。
ちなみに、全部ポルノグラフティの歌から取ってます。



ククール「兄貴あにきー♪博学な兄貴にしつもーん♪」

マルチェロ「そんな愚にもつかない質問は却下だ。」

クク「なんで何も聞かずに“ぐにもつかない”って分かるのさー?」

マル「(冷然と)発言者が貴様だからだ。」

クク「(無視して)『僕らの生まれてくるずっとずっと前にはもうアポロ11号は月に行ったって言うのに、僕らはこの街がまだジャングルだった頃から、変わらない愛のカタチ探してる』のはなんでー?」

マル「(激しく冷厳と)自然科学の発達と、哲学的命題はまるで別物だからだ、馬鹿者。その軽薄な口を開くエネルギーがあるならば、寄付でも集めて来い!!(立ち去る)」


クク「…オレの愛の理想は、お月様より遠い(泣)くすん。」



「アポロ」ですよもちろん。
兄貴に「愛の理想」について語らせると、五秒で結論が出ますね。ええ、もちろん、身も蓋も無い結論が。

マルチェロに捧げるラブソングA

兄貴に愛と愛の歌を捧げようというククールの無駄な努力話。
ちなみに、全部ポルノグラフティの歌から取ってます。



ククール「兄貴あにきー♪オレ、兄貴のためならいつでもオレの身を差し出していいよー♪」

マルチェロ「…」

クク「『降り注ぐ火の粉の盾になーろ♪ただそこに一握り残ったオレの思いを…♪』」

マル「このクソ忙しい戦闘の最中に唄い出す、貴様のその余裕に敬意を表して、ククール、貴様を私の“火の粉の盾”に使ってやろう。さ、遠慮せずにあのフェイスボールの吐く“灼熱の炎”を食らえ。」

クク「兄貴…オレ、兄貴の火の粉の盾になってもいいけど、ホントにオレの『想いを救い上げて、心の片隅に置いて』くれる?」

マル「私は多忙なのだ。私の脳に、死んだ貴様の事など留め置く余剰スペースはないっ!!」



「アゲハ蝶」です。
しかし、フェイスボールと兄弟で戦闘中って、一体どんな状況なんだろう?

マルチェロに捧げるラブソングB

兄貴に愛と愛の歌を捧げようというククールの無駄な努力話。
ちなみに、全部ポルノグラフティの歌から取ってます。



ククール「ひゃくまんにーんのためーに、唄われーたラブソングなんかに、オーレーはカンタンーに、思いを重ねたりはしなーい…♪」

トマーゾ「ククール、鼻歌歌ってないで掃除しろ、掃除。」

ククール「(激しく生真面目な顔で)トマーゾ、『イージーラヴ!イージーカム!イージーゴー!』なんだぜ?」

トマーゾ「…だからなんだ?」

ククール「オレの兄貴への思いってさ、 近親相姦ホモ って、限りなくヘビーなラヴだから、そりゃあもう、絶対、イージーゴーしねえよなっ!?」

トマーゾ「…重過ぎるとか思わないのか?(涙声)」

クク「思わないっ!!(断言)」



「ヒトリノ夜」です。
近親相姦ホモバカップル属性も付け加えてあげたいです。まさに不毛の上に不毛っ!!

マルチェロに捧げるラブソングFinal

兄貴に愛と愛の歌を捧げようというククールの無駄な努力話。
ちなみに、全部ポルノグラフティの歌から取ってます。



ククール「もっとハダカでタブーを泳ごう。知らない君の奥深くを、カラダで分かり合いましょう、声にならない声がナニよりもお喋り…

(中略)

なぜにカラダと気持ちを競わす?そーゆー自虐的な趣味なの?無理に演じたりするから、『君は強いヒトだから』って、フラれたりしたんでしょ?…


この歌って、めっちゃ兄貴の歌だよなー(独り言)」


グリエルモ「有得んッ!!」

クク「…なんだよー、だってそーじゃーん?特に、性衝動強いクセに、精神力で性欲を封殺しちゃうトコとか…」

グリエルモ「マルチェロ団長を“フる”ような輩は、この世に存在せんっ!!」

クク「あ…」



「まほろば○△」です。
この歌は、何度聞いてもマルチェロの歌に聞こえてしまいます。さあ、それでは貴女も今すぐカラオケに行って、曲を入れてみましょう!!ほーら、マルチェロソングに聞こえてきたー(笑)






マルチェロとククール、二人はっ、仲良しっ♪@

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クク「あーにきー♪(執務中の兄にくっつく)」

マル「このクソ暑いのに近寄るな、忌まわしい!!」

クク「(「うっとおしいでなく忌まわしいまで言われたけど、慣れてるから気にしない」)あのさー、オレってば、兄貴とならんでたってまあったく遜色ねー絶世の美青年じゃん。んでもって兄貴ってばオレとらぶらぶじゃん!?」

マル「まずいな。この間の洪水で堤防が決壊しているではないか(無視)」

クク「(さらにくっついて)でもさー、もしなんかのきっかけでオレのびゅでぃふぉーなびぼーが台無しになっちまったら、兄貴のオレへの愛がかわっちまうのかなーってさ、心配なんだ」

マル「(肘で押しやりながら)心配は無用だ。貴様がどんな顔になろうが貴様への気持ちは揺るがん(どきっぱり)」

クク「兄貴(期待に満ちまくった目)」

マル「貴様がどんな二目と見られぬ顔になろうが、いや、雨の日も風の日も地震の日も!!健やかなる時も病める時も!!死が二人を分かつまで、いや死によって分かたれたとしても、貴様への!!という気持ちだけは未来永劫変化する事はありえん!!(大断言)」

クク「(激しく都合の良いトコしか聞かずに)兄貴(じーん)」

マル「なので顔でも下半身でも私になんの遠慮会釈なく潰されろ(冷たく)なんなら、暴れ牛鳥のうっしーでもリーザス地方から取り寄せてやろうか?」

クク「兄貴だいすきー!!(抱きつきっ♪)オレも何があろーが兄貴と兄貴のカラダを愛し続けるよー!!」

マル「ええい離せ!!うっとおしい!!失せろ!!むしろ消え去れ!!グランドクロス!!」


それでも、お兄ちゃんが大好きなククールなのでした(今日のわんこ、ぽく終る)




マルチェロとククール、二人はっ、仲良しっ♪A

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聖堂騎士団は、洪水による氾濫被害地域の救出活動に出動していた

マル「山上の住民の避難は完了したかっ?そこ!!さっさと作業を完了せよ!!」

団員「団長!!あれに流された住民が!!」

マル「ロープを用意しろ!!救出活動に入る!!」


という訳でなんとか救出された少年だが

マル「水を飲んでいて、意識がない上に心停止か…心臓マッサージを行なう。各自持ち場を全うせよ!!」

クク「…(じーっと、兄貴が少年に人工呼吸及び、心臓マッサージを行なうのを見ている)」

団員「…働けよククール。それと」

クク「なに?」

団員「おまえが溺れても団長は“喜んで”見捨てるから、溺れようとするのはやめとけ。いいな!?」

クク「なんでー(泣)」


こうして命をとりとめた純粋な少年が、目をキラキラさせて聖堂騎士団入りを希望するのかなと思った 「ぼくは絶対に大きくなったら絶対!!聖堂騎士団に入ります!!あの時の団長の唇が忘れられないんです!!」 かくしてまた、少年が一人獣道に(笑)




マルチェロとククール、二人はっ、仲良しっ♪B

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不行跡にもほどがあるほど遊びまくり、ついにマルチェロ団長に牢獄入り(鎖付き)を命じられてしまったククール。

聖堂騎士団員トマーゾ「あいつのコトは嫌いだけど、いくらなんでも鎖つきで牢獄入りは気の毒だな…マトモに寝れやしないじゃねーか。」


トマーゾはそう呟きながら、可哀想なククールに、せめてなんか食べるものだけでも与えてやろうと、牢獄の扉を開きました。


トマーゾ「ククール…!!??」

トマーゾは明かりをともしてみて、びっくりしました。
なぜって、床にマルチェロ団長がいたからです…しかも

たくさん


トマーゾ「…たくさん?」

トマーゾはよぉく目をこらして見てみました。

トマーゾ「…絵!??」

ククール「…あ、トマーゾ…なにしに来たの?起きちまったじゃねえか。」

トマーゾ「お前…よくこの体勢で寝れるな!?ってか、なんなんだ、この床一面のマルチェロ団長は…」

ククール「ん?ああ…オレが描いた。」

トマーゾ「描いたー!?」


ククールが言うにはこうでした。
兄が大好きなのにかまってくれないから、ドニの女の子と遊び倒して寂しさを紛らわしていただけなのに、それを咎めて牢獄に入れられて、ククールはとても悲しくて泣き暮らしていたそうです。
でも、二時間くらいで泣くのにも飽きて眠ってしまい、しまいには寝るのにも飽きたので、こぼした涙で、足を使って絵を描いて暇つぶしをしていたのだそうです。


ククール「えへへー、オレ絵を描くのうまいだろ?」

トマーゾ「…」

ククール「ほれ、そこの右端の兄貴が力作なんだ。テーマは『喘ぐ兄貴♪』兄貴って、あんあん言う時はぜってえそんな顔になると…」

トマーゾ「…スゴいよ、お前…」

ククール「だろだろー?消すの勿体ねーよな。」


スゴくヤバいよ…と、トマーゾは遂に口には出来なかったのでした。


雪舟のお話。
ウチのククールは、絵が巧い子という設定です。モデルがなくても、兄なら100パターンは余裕で描けてしまうそうです。




マルチェロとククール、二人はっ、仲良しっ♪C

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ククールは、遅寝遅起きの子なので、毎日毎日、早朝ミサに遅刻して来てしまいます。

マルチェロ「起きんかバカ者!!」

ククール「…うーん…あと五時間…」

マルチェロ「許すワケがなかろう!!毎日毎日まいにち!!貴様は“早起きは3Gの得”という諺を知らんのかっ!?」

ククール「知らなーい…てか、毎日毎日まいにち、兄貴も起こしに来るの面倒じゃない?…よし、こうしよう!!オレ、兄貴のベッドで兄貴と一緒に寝るー♪そしたら兄貴が起きるときに一緒に起こせるから、兄貴もめんどくさくないぜ!?どう?」

マルチェロ「なるほどな、それも名案かもしれん。」

ククール「マジでっ!?…だいじぶ、オレ、寝てる兄貴にいかがわしいコトなんかしない…」

マルチェロ「グリエルモ!!」

グリエルモ(ハゲ)「はっ!!なんでありましょう!?」

マルチェロ「団長命令だ!!今晩から毎晩、騎士団員ククールと同衾せよ!!こやつは、“人に起こしてもらわないと”起きられない怠惰な人間なのでな。貴官が起床の際に、面倒だが一緒に起こしてやってくれ!!」

グリエルモ「ハッ!!団長命令とあらば!!…ククール、というワケで団長命令だ。今晩から…」

ククール「兄貴のバカー!!(泣)」


そりゃ…世の中、美味い話はそうそうないって




マルチェロとククール、二人はっ、仲良しっ♪D

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マイエラホストクラブ 修道院、売り上げ寄付金収集ランキング一位は、もちろん我等が団長殿です。
特に金持ちのご夫人に人気の高い彼は、今日も今日とて営業活動に勤しんでおります。


マルチェロ「マダム、お久しぶりです。今日はまた、一段とお美しい…」

マダム「うふふ、相変わらずお上手なこと。今日は何人のご婦人にその台詞をおっしゃったの?」

マルチェロ「意地のお悪い方だ。あなただけですよ、マダム……!?」

マダム「まあどうなさったの、マルチェロ様?」

マルチェロ「いえ…これは失敬。いつもと違うおぐしの色でしたもので…」

マダム「あら、似合うかと思って染めてみたのだけれど…銀髪はおきらい?」

マルチェロ「まことに失礼かとは存じますが…」

マダム「おっしゃって。」

マルチェロ「正直、大キライでして!!…いえ、けっしてマダムのセンスを否定するわけではなく…」

マダム「あら、それはごめんなさい。」

マルチェロ「(営業スマイルで)マダムは、いつもの金髪が一番お似合いですよ。あの、曙の女神を髣髴とさせるような金髪が…」

マダム「そう?そうね、じゃあさっさと元に戻すコトにするわ。…ねえマルチェロ様?他にお嫌いなものとかございますの?」

マルチェロ「左様ですね…真っ赤な服などは、嫌悪感を催しますね。銀髪で赤い服などで登場された日には、いくらマダムといえど、憎悪の目で見てしまうかもしれません(爽やかに笑いながら)。」

マダム「おほほほほ、趣味のうるさい方♪でも、そんなあなたが好きですわ。では、赤い服はあなたの前では着ないようにいたしましょ。」

マルチェロ「そうしていただけると、礼拝にも気合が入るというものです、マダム…」

マダム「いやだわ、マルチェロさまってば。おほほほほほほほ…」


ちなみに、銀髪で赤い服の誰かは、その日、別のお屋敷で黒髪のお嬢様相手に大奮闘していたんだって。




マルチェロとククール、二人はっ、仲良しっ♪ Final

拙サイトは、仲良しな二人を応援します。


ククールはついに激怒した。

クク「兄貴は間違ってる!!」

マル「万が一、私に過ちがあるとしても、この世にお前が存在することほどではない自信があるが…なんだ?」

クク「オレと兄貴は僧侶じゃん!!女神さまはゆってんじゃん!!
『汝の隣人を愛しなさい』
って!!オレは隣人どころか、兄貴の弟じゃん!!だから、兄貴がオレを憎むのは間違ってる!!」

マル「…」

クク「反論してみろよ!!出来ねーんなら、オレと仲良し兄弟になれっ!」

マル「ふう(ため息をつき)ククール…一つ聞こう、お前は今の私をどう思う?」

クク「好きっ!大好き!オレの事大好きなら、もっと大好きっ!!」

マル「そうか、では反論しよう。今の私が存在する由縁を考えてみると、“貴様の父親”に邸を追い出され、慈愛深きオディロ院長に拾って頂き、この修道院で“貴様の父親”と“貴様”の存在自体を呪いながら、二度と自分の居場所を失わずとも済むよう、自らを研鑽してきたことにある。」

クク「…」

マル「そして、女神の試練か、貴様がこの修道院にやって来てからは、“貴様の存在を反面教師として”自らをより高める糧として来たのだ。」

クク「…つまり何が言いてえのさ?」

マル「つまりだ、“貴様の存在が許せない”というのは、私のアイデンティティーの根幹を為しているという分析結果が導き出せる!! よって、貴様を『愛する』ことは私には不可能であり、よしんば!!そんな事が起こり得たとしたら、それは私のアイデンティティーが完全崩壊を起こした時のことであり、従ってそれはもはや私ではない!!
女神は慈愛深き方だ。私が人格崩壊を起こす事までお望みにはなるまい。以上が結論だ。」

クク「…(大泣)」


「ククールが大きらいで憎くて、存在するコトが許せない」
というのは、マルチェロ・アンディティティーだと思います。だから、いつまでも片思いなのは仕方ないと思います…あんまりな結論かな?






マルチェロってばこんな人@
マルチェロとククール、二人はっ、仲良しっ♪ その一

クク「なんで兄貴ってばオレに冷てえのさー。オディロ院長が“時が解決してくれる”つったんだから、も少し仲良くしてくれたっていいじゃんー(ぶーぶー)」
マル「(仕事をしながら)敵対する国同士政略結婚した夫婦のように肌を重ねる事もない。よって、そもそも不仲な兄弟が成人してから仲良くなど出来るはずがあるまい。」
クク「兄貴、それだっ!!」


それってなんなんでしょうね。

マルチェロってばこんな人@
マルチェロとククール、二人はっ、仲良しっ♪ その一

クク「なんで兄貴ってばオレに冷てえのさー。オディロ院長が“時が解決してくれる”つったんだから、も少し仲良くしてくれたっていいじゃんー(ぶーぶー)」
マル「(仕事をしながら)敵対する国同士政略結婚した夫婦のように肌を重ねる事もない。よって、そもそも不仲な兄弟が成人してから仲良くなど出来るはずがあるまい。」
クク「兄貴、それだっ!!」


それってなんなんでしょうね。




マルチェロってばこんな人A
マルチェロとククール、二人はっ、仲良しっ♪ そのニ

クク「兄貴ー♪(満面の笑み)オレだけ赤色の特別制服なのって、オレへの愛情表現?」
マル「(冷然と)危険、注意の印だ。」


危険注意なら、黄色だと思います。




マルチェロってばこんな人B
時には厳母のように

マル「聖堂騎士団一同せいれーつっ!!」
一同「ハッ!!(びしいっ!!)」
マル「では任務に出立する前に、恒例の所持品検査を行うっ!!…ステファノ!!鼻紙は持参しているかっ!?」
ステファノ「ハッ、替えも含め、二つ持参でありますっ!!」
マル「うむっ、よろしい。…ヴォルファンゴ、ハンカチは所持しているかっ?」
ヴォル「所持いたしておりますっ!!」
マル「うむ…これはなにかっ!?(びしいっ、と指をつきつける)貴様ー!!アイロン掛けを怠っているなっ!?」
ヴォル「…」
マル「(キラン)アダモっ、その制服のボタンはどうしたぁっ!?」
アダモ「遺憾ながら、今朝、紛失いたしておりますことに気付き…」
マル「言い訳不要っ!!服装の乱れは心の乱れ!!貴様ら弛んでおるッ!!懲罰として、一同に往復ビンタを課す!!」
一同「ハッ!!」
マル「でははじめっ!!」


団長は毎日こんなコトやってるから、寝る暇もないといい。




マルチェロってばこんな人C
時には慈母のように

アポッロ「うーずずー(鼻水をすする)頭痛い…(ベッドの上で)」

マル(唐突にドアを開け、登場)

アポッロ「だ、団長殿…」
マル「風邪をひいたそうだな、アポッロ。」
ア「は…はい…」
マル「(優しい笑顔で)風邪の時は滋養をとらねばならん。(と、手料理を差し出す)」
ア「だ、団長殿が手づから…か、感激でありますっ!!では早速… ごうわっ(あまりの激マズさに噴出す)」
マル「どうだ、まずいか?」
ア「い、いえ…その…(お世辞でもうまいとはいえないほどカンペキなまずさなので、口ごもる)」
マル「人の身として耐えられる極致のまずさのハズだ。そう計算して作成したのでな。」
ア「な…(なんでそんな事をするのかと、目で問う)」
マル「よいかアポッロ。聖堂騎士は女神の兵、常に完璧なコンディションである事が求められる。それをお前は風邪などひきこんだ。一言で言う、プロとして失格だ。」
ア「…(そこまで言わなくても)」
マル「だが、人である限り失敗はつきものだ。私は聖堂騎士失格とまで責めようとは思わん。だが、失策は失策だ。私はお前に懲罰を課す。食せ!!この完璧なマズさを誇る食事を完食しろ。そして、自らの失策を脳裏に刻み付けるのだ!!(激しく強制)」
ア「…(一口食べて、もう顔がひきつる)」
マル「ちなみに、栄養バランスは病人用として完璧に計算されている。」
ア「…(泣)」

というわけで、団長の心遣いにより、一度でも団長の“病人食”を食わされた団員はもう二度と風邪をひかないそうな。


マルチェロってばこんな人D
ちょっと切ない時もある…

マル「(執務室の窓から外を眺め)もう夏か…そういえば、夏ともなればオディロ院長が、もううんざりするほど繰り返していたダジャレがあったな…
(ぽつり)あつはなついなあ…
…かれこれ二十年は聞かされたが、今年の夏はもう聞けないのか…
…院長…あなたのくだらないダジャレがもう一度聞きたい…」


死んだ人を思い出すのって、意外とこんなささいなエピソードです。




マルチェロってばこんな人 last
サイト来訪者の方へ、団長からのご挨拶

マル「これはこれは、このような辺境かつ、愚の極地なブログでお越しいただき恐悦です。
しかし、仕事に、勉学に、貴重極まりない時間をこのような愚劣極まるブログを閲覧することで消費するとは…なんとも私には理解しがたい。
貴女は“少年老いやすく、学なりがたし。一寸の光陰軽んずべからず”という格言をご存知ですかな?
おやおや、失敬。少々口が滑ったようだ、お赦し頂きたい。こんなブログを目に留められた貴女が不運というだけのお話でしたな。
では、そんな不運なあなたにも、女神の祝福がありますように(優雅に一礼)。
ちなみに、当マイエラ修道院に足をお運びいただければ、更に強力な女神のご加護を私自らお祈り申し上げますよ
ふふ少々のご寄付を頂くことになるかと思いますが…」


「マイエラ修道院では、腐女子の罪を女神にいやして貰おう祈祷キャンペーンを開催中。
今なら、一口1000Gというリーズナブルな値段で、あの、マルチェロ団長自らがお祈りとお説教をしてくれます。」
と、パンフレットにはかかれている。ひじょうに、うさんくさい…

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