「王を殺せ!」36話より

元ブログ話。
「王を殺せ!」36話をまだ読んでいない人。
読んで、思わず涙した人は、読んではなりませぬ。







エステバン「トマーゾ…畜生、どうしてこんなコトになっちまったんだっ!!!!(地面を殴りつける)女神よ…俺は確かにロクデナシだが、それでも“改心”して、聖堂騎士になったじゃねェかっ!!あんたはどうして俺をこんな目に会わせるんだっ!!(と、天を仰ぐ)…トマーゾっ!!!!どんな姿でもいい、お前を生き返らせられるんなら、 俺はどんな犠牲を払ったって…」






ぺかあ(と、空の一角がどどめ色に輝く)



「汝、聖堂騎士エステバンよ。」



エステバン「俺を呼ぶのは誰だ?」



女神さま「我は女神…そなたは確かに、かなりの極悪な所業をして来ましたが、 根は多分、けっこう善人 だと信じて、そなたの願いを叶えて進ぜましょう。」



エステバン「…本当か?」



女神「我は女神。ウソはつきません。但し、本当に “どんな姿でもいい”のですね?」



エステバン「モチロンだっ!!あいつの片腕が…いや、両腕がなくたっていい!!あいつは、ロクデナシでワガママな俺に本当に良くしてくれたんだ。それを考えりゃ、今度は俺があいつの面倒を見たって、バチはあたるめぇよ…」




女神「分かりました。では、そなたのその強い思いに免じて、 攻めトマーゾ をそなたに返してあげましょう…」


エステバン 「ちょっと待てっ!!!!」




女神「なんですか?ちゃんと五体満足なトマーゾを返してあげますよ?なにせ我は慈悲の代名詞ですので…」




エステバン「それはないだろっ!!」



女神「何が不満だというのです。ちゃんと、いつもは以前の彼のままですよ。ただちょっと、 夜は鬼畜 かもしれませんが。」




エステバン「トマーゾは受けだろっ!!!?」



女神「何を世迷言を。 年下で背が低く、そして階級が下の方が受け というのは、 我が定めた世界の摂理です!!」


エステバン「うるせェ!!世界の摂理がどうとか言われても、知ったことかよ!?」


女神「我に反逆するつもりですか!?」



エステバン「それが世界への反逆になったってかまやしねェよ、 俺は受けじゃねェっ!!!!!!」























法王の玉座にて。



どっかの青くて鬼畜な魔王聖下「女神の定めた摂理だと?ふふん、それこそ世迷言だ。あの愚鈍な女の定めた法など、 私が全て破壊し尽くしてくれるわ。」






珍しく、エステバンが賛同しそうなことを言っていたんだってさ。






終る


2007/6/29




別にいいじゃんね、トマエスでも、愛と命さえあれば

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