兄を処刑するなら
やっぱ兄なら火刑ですよね!? (いきなりそれかい)
いや、まあこの世にはいろんな処刑方法があるワケですが、やっぱ兄なら火刑かと。
理由
・異端だから。
・キリスト教だから。
・すげえ痛そうだから。
・派手だから。
・死体が残らないから。
・ニノさまってば、そういうカンジの方だから。
近代的にやるなら絞首刑でしょうが、ビジュアル的に兄っぽくないし、斬首ゆーのもアリですが、兄の生首なんてどう考えても平将門より祟りそうだし(気付いたら飛んでってニノさまを食い殺してそうだ)、かといって車裂きもなあ…良い子のDQっぽくないし(火刑はどうなんだよ?)
ちなみに異端審問で、公開火刑に処されたのは、だいたい無学な農家の女性(つまり、拷問で魔女だと“自白”した人)だったらしいです。なんでかっていうと、根性入ったホンマものの異端(学識あってついでに理想家の元僧侶)は、あんまり公開処刑はしなかったそうです。なんでかって言うと、処刑場で喋るといろいろとうるさいから。
だいたいそういう根性入った異端は学識豊かで、現実の教会の腐敗について、一家言もニ家言もある煮ても焼いても食えない(体制側からしたら)人なので、うっかり公開の場で喋られて、処刑する側が論破されたりしたらカッコ悪いので、さっさと密殺したそうな。
ええ、兄なら間違いなくやりますね。どっちが殺されるんだか分からんくらいデカい態度と声と弁舌に、ニノさまたじたじ(笑)。激情した挙句、
「ええーい、さっさと火をつけてしまえー!!」
とわたわたする中、哄笑とともに火に包まれる兄なんて…カッコよすぎて、民衆が伝説化しちゃうじゃないですか?
という訳で、なんとか拷問でへたばらせそうとするも失敗しちゃってこっそりと火刑にする、あたりがニノ様の小心者なトコだと思います。
火刑というのは、当然生きながら焼かれるものとお思いでしょうが、意外と首をしめてから焼くことが多かったそうです。というか、
「罪を認めたら、絞殺してから焼いてやる」
というのが殺し文句だったらしいから、おしてしるべし。
しかし別に火刑は生きながら焼いて苦しめる事が本義ではなく、神への犠牲を焼くということが元だとか。だから、犯罪者を火で浄化して神に捧げてたわけですな。
やっぱり聖職者でありながら、暗黒神の力を借りて権力を握ろうとした兄にふさわしい死に方だと思います。
というわけで最近、管理人べにいもの中では、 兄を火あぶりにしたい衝動 が湧き上がって湧き上がって仕方がないのです(ヤバい奴め)