救世主の名を持つ悪魔殺しの物語

2-3 アル・ファシが語る話









「ほおら、オレの手腕を見てくだせえ、提督。あの赤貧状態から、この絨毯の山っ!!」

オレは全力でアピールしたんだが、この黒髪の坊や…じゃなくて、オレの畏敬の方、ホーレスのダンナのご主人様である提督は、気乗り薄にうなずいただけだった。


「あの、お客さま、おっしゃるお値段ではこちらも利益が…」

交易所のヤツがまだ渋りやがるから、オレはアッラーが祝福し給うた自慢の舌を動かす。


「何言ってんだ、金貨190枚でも十分利益がでるだろ?ほーらほーらほら、ツケでなくて即金で払ってやるからさ。はーい、これで取引完了、お互いに儲かり、お互い嬉しい話だ。我らに喜びを与え給うた、偉大なるアッラーに讃えあれっ!!」

オレは金塊を交易所のヤツに押し付けると、さっささっ!と品物を船に積み込むように船員に指示した。


「これはどこで売るんだ?」

提督が聞く。


「これはね、アテネで売るんですよ。」

「なんでアテネなんだ?」

ウチの提督は、商売にはとんと疎い。

ホーレスのダンナさえ居なけりゃ、まんまとカモにしてやるトコなんだが…


「アテネは、同じく贅沢品である美術品が安いからですか?」

後ろから、バカ丁寧な声がした。

アフメット・グラニエだ。


「覚えが早いな、その通りさ。あそこは金持ちが多いからな、絨毯みてえな奢侈品は高く売れる。そこで相場を下げたトコで、あの街の美術品を安く買いたたくって寸法さ。」

「アル・ファシさんのおかげで、また勉強になりました。」

アレキサンドリアで拾ってきた、使えるが生真面目でバカ丁寧な若いの(とは言え、オレとはたいして年も変わらねえんだろうが、人生経験が違うね)は、多分、東欧の血でも交じってんだろう、赤みがかった髪の頭を下げた。


「相場?」

何度言ってもまったく商売を学習しねえウチの提督に、アフメットはバカ丁寧に説明する。


「提督は、トリポリで麻を買われましたよね。北アフリカ特産の麻は、シチリア島のシラクサで麻織物に織り上げられます。麻を売ってシラクサで麻織物を買い、アレキサンドリアで売ることで、織物の相場は下がり、特産品の綿織物を安く買うことが出来たのです。もっとも、綿織物はこのイスタンブールではそれほど高く売れる品ではありませんが、それでもほどほどの利益が望めますし、何よりアル・ファシさんが船を改造するように勧めたことで、薄利多売が可能になったことも今回の利益に繋がりました。」

「ふうん。」

自分で質問をしといて、まったく興味ねえ返答しかしないウチの提督にもそろそろ慣れた。

まったく、どこのどいつがこんなワガママな坊やを育てたんだ…なんて、怖くてとうてい言えねえ。


「ま、船改造する時にはホーレスがブツブツ言ってたけど、オレは大砲撃つより、白兵戦の方が好きだしな。」

「そうそう、そうですよ提督。大砲なんて少しばかし積んでたって仕方ねえ。それよりそのスペースを空けちまって積荷を積んだ方が儲かるってモンさ。」

「確かに。大砲を少し撃ちかけたところで、本職の海賊が逃げて行くとも思えませんしね。」

「…」

大真面目な顔をして言うアフメットを、オレは本気で疑問に思う。

この、商売を勉強したいって大真面目に言ったこいつは、もしかしてまだ、てめえの乗ってるその船が「海賊船」だって気付いてねえんじゃなかろうか、と。

ったく、前途ある若者が海賊船の乗組員になっちまうなんて、世も末だな、ま、口説いたのはオレだけどな。

いやいや、いくらオレの舌が絶品とはいえ、こんな結果になっちまうのも、偉大なるアッラーの定め給うた運命だろ。


「この世の全ては、アッラーのみ心のまま、だしな。」

オレが何のつもりでそう言ったか知らねえアフメットは、


「全くです。万物の運命を定め給うた、偉大なるアッラーに讃えあれ。」

と、敬虔なムスリムらしく祈った。


「さ、ホーレスが待ってるからさっさと船に戻ろう。まだ朝も早いんだ、うまくいけば2、3日でアテネに着くだろう?」

提督が促したので、みんなで船に戻った。




船出してしばらく。


「シロウトに船任して、大丈夫ですかい?」

ホーレスのダンナが、何度目かの言葉を提督に言った。


「いいだろ、ホーレス、風も波も順調なんだから。アフメットが早く一人前の船長になった方が、オレたちも楽だし。」

ホーレスのダンナは、アフメットにナオの船長を任せたことが不安で仕方がないらしい。


「アフメットは船奪って逃亡するような男じゃないさ。」

「…ま、『どっかの誰か』に船長任せるよりゃ、千倍マシですがね。」

そしてホーレスは「どっかの誰か」につめたーい視線を送った。

まったく、何度睨まれても震えがくるぜ、この鬼の副長ドノはよ。


「ははは、早くアテネに着けばいいですね、提督。」

「アテネで絨毯売って、美術品買って、それからどうするんだ?ていうか、シャイロック銀行にお前の金塊5個、返しに行かなくていいのか?期限の一月はとうに切れてるぞ?」

今更の話だが、ウチの提督のこの景気の良さは、『オレから取りたてた』金塊5個が元手になってる。

つまり、金塊5個で旗艦ガナドール号とナオを改造して積荷を乗せるスペースを空け、麻を買って、それを転売しながらいろんな港に寄って増やしてるって寸法だ。


「なはは、期限が切れちまったら、一日切れようが、一年切れようが一緒ですぜ。とことんまで儲けてから返しゃいいんですよ。どうせあのシャイロック頭取は金の使い道が見つからなくて困っちまうくらいの金持ちなんだ。そうですね、美術品はどこだって高く売れやすし、もっぺん引き返して、ボスポラス海峡抜けてカッファにでも行きやすか?あそこの鉄鉱山は最近増産を始めてね、鉄鉱石が安く買えやす。または、ベイルートでもっぺん絨毯買うってのもアリですぜ?イスタンブールより官憲の目もゆるいですから。キプロス島経由で行けば、特に危なくも…」

「駄目だ。」

大きな声に、オレももちろん驚いたが、提督も驚いたみてえだった。


「どうしたんだ、ホーレス。」

ホーレスのダンナは鬼みてえな顔をして、もう一度「駄目だ」と言った。


「キプロスなんてとんでもねえっ!!あの辺りをウロついてどうします、若っ!!あそこは…」

「…しまった、オレとしたことが。そういや最近、あそこらはニコシア海賊が跋扈してて、オスマン商人以外は危なくて通れやしねえんだった。」

「ニコシア海賊…マホメッド・シャルークかっ!?」

提督の目が輝いた。


「ホーレス…」

「駄目ですぜっ!!」

提督が何も言わないうちに、ダンナは否定する。


「まだ何も言ってないじゃないか。」

「いーえ、仰らなくても分かりやす。シャルークと戦おうって言うんでしょ?駄目です、絶対駄目。今の若で勝てるはずありやせん。」

「何だよ…」

だが、さすがのワガママ提督も引き下がった。

この世間知らずの坊や提督でも、「ニコシアの竜王」のおっかなさは知ってるとみえる。


「アル・ファシ…」

「へえっ!!」

「いいか、アテネに寄って美術品買ったら、今度こそ、ヴェネツィアに戻るんだ。俺たちにも信義はある。契約果たさねえのは、それにもとるってもんだ。分かったな。」

「仰る通りにしやすぜ、ダンナっ!!」

下手に逆らうと、海に叩きこまれそうだ。

オレは脳内で、じゃあ美術品をヴェネツィアで売って、「元はオレの」金塊5個を返した残りでガラス器を買って…と、別の計画を立て始めた。




絨毯はアテネで良い値で売れた。

ついでに、美術品もなかなかお買い得だった、こいつはツイてる。

これでオレが自由の身なら、サイコーなんだがな。


「じゃ、パーっと飲むか。」

提督が、坊やの割に気の効いた提案をする。


「そうですね、今日くらいはいいでしょう。」

ダンナも賛成する。


「私は遠慮します。ムスリムですから。」

生真面目なアフメットは一言そう言うと、さっさと宿へ引き下がっちまった。


「…で、そこのムスリムはどうする?」

「なはは、オレもムスリムだから酒は遠慮しやすぜ。何せ、偉大なる預言者がオレたちに、酒を禁ずるよう仰ってるんでね。」

「信心深いんだな。」

「たり前でさ、酒はオレらの心を高ぶらせ、あらゆる悪の元になるってコーランにもありますしね。」

「詐欺行為もコーランに戒められてたと思うがな。」

ダンナが冷たい一言をオレにぶつけた。


「がまあ、酒場に入っちゃならねえとはコーランにも書いていませんよ。ささ、お供しやすぜ。」

オレは、二人と水夫たちと共に、酒場へと向かった。




敬虔なるムスリムのオレだが、コーランの教えに背いて酒を口にしたことはある。

そして、偉大なるアッラーの手に罰されて、死ぬかという思いをした。

つまりは、オレは酒の飲めねえ体質ってヤツらしかったのだ。

あの二日酔いの苦しさに懲りたオレは、二度と酒は口にしてない。




「酒はいい…」

じっくりと盃を傾けながら一人物思いに耽ってるダンナからはそっと離れ、かと言って逃げようなんて素振り見せたらすぐにも追ってくるだろうから逃亡はあきらめ、オレは提督と、そして船員たちのテーブルに座った。


「アテネは魚が美味いねえ、提督。」

「オレは肉の方がいい。」

ウチの提督は、男にしとくにゃもったいねえくらいのツラには似つかわしくなく、よく食っていた。

オレは酒場を見回し、カウンターに見知ったツラがあることに気付いた。


「おっと、アンソニーがいやがる。」

「知り合いか?」

オレは提督に応えた。


「あいつはアンソニー・ジェンソンって言ってね、元はイングランドの海軍の下級士官でさ。」

「元?」

「ああ、あいつの渾名は『直感のアンソニー』。直感でいろんなことを悟るのが得意って評判でね、その時乗船予定だった船に乗る前に、どうやらピンと来たらしいのさ。で、ソコの提督に

『この船には悪い予感がするから、出航を取りやめた方がいい』

って進言したんですと。ところが鼻であしらわれてね、カッとして、その場で船を下りちまったって話さ。」

「ふーん、で、その船はどうなったんだ?」

「なんでもその船は目に見えねえトコが破損してたらしくてね、航海途中に水漏れしちまって、何とも運が悪いことにそんな時に敵船に遭遇しちまったと。アンソニーが乗るはずだったその船は、ロクな反撃も出来ねえうちに海の藻屑、と。アンソニーのカンは正しかったって話でさ。」

「へえ、それはスゴいな。で、それ以来アンソニーは渡り鳥ってコトか。」

「ああ、金が無くなると雇われるってえ身すぎらしいです…って提督、どこ行くんですかい?」

提督はアンソニーのそばまで歩み寄った。

何する気かと思いきや、大真面目な顔で、


「あんたがアンソニー・ジェンソンだな。オレの船に乗らないか?」

いきなり、誘った。


アンソニーは一瞬あっけに取られてたが、すぐにコップを手に取ると、


「あんたの船、お断りだね。」

と言って、酒を飲みほした。


「オレの何が気に食わない?」

さすが提督、強い。

引き下がらない提督に、アンソニーは続ける。


「もっと経験を積むんだな、坊や。」

その一言が、提督の負けん気に火を付けたらしい。


「オレはガキじゃないっ!!」

大声に、一人酒を楽しんでいたホーレスのダンナも立ち上がった。


「オレの腕に不安があるってんなら、すぐに分からせてやるぜっ!!」

「おいおい提督、いくらなんでもいきなり刃物に手をかけるなよ…」

いくら海賊とはいえ、よ。

とその言葉は呑み込んで、オレが駆け寄る前に、ダンナが先に立ち塞がった。


「お待ち下せえ、提督。」

「だってホーレス、こいつがオレをガキって…」

母親にダダこねる子どもみてえだ…って、そのままか。

ともかく、アンソニーの野郎もオレと同じことを思ったらしく、


「ハン、保護者同伴か、さすが坊やだな。こんな所にいないで、さっさとおうちに帰って、ママのミルクでも飲んでなっ!!」

なあんて、余計なひと言を吐いた。


「若っ!!」

ホーレスのダンナが、提督の手を押さえる。

そして、アンソニーに向き直った。


「兄さん、ウチの提督が失礼したな。ちょいと気の短いお方でね。とはいえ、あんまり子ども扱いされたんじゃ、ウチの提督も立つ瀬がねえ。どうだい?ダンビラ以外で、何かウチの提督と勝負するってえのは。兄さんが勝ったら、ここは詫び入れて引き下がる。」

「オレが勝ったら、オレの船に乗るんだぞっ!!」

どう考えても、アンソニーに分の悪過ぎる賭けなんだが、アンソニーはそこまで頭が回らなかったらしい。


「よおし、じゃあこいつで飲み比べってのはどうだ?一杯ずつ一気に飲み干してって、先にツブれた方が負けだ。」

「乗ったあっ!!」

その頃にゃ、酒場中の船乗りたちが、提督とアンソニーの周りに集まって来ていた。




「10杯っ!!」

杯を数える声が唱和した。


「…ダンナ、いいんですかい、こんな賭けして。そりゃ、提督が負けたって詫び入れりゃ済むコトでしょうけど、提督のメンツに関わりますよ?」

オレが小声で言うと(まあ、小声でなくても勝負に熱中してる提督にゃどうせ聞こえねえだろうけど)ダンナは答えた。


「なあに、負けたら俺が頭を下げるさ。」

「お母さんも大変でさあね。」

「何か言ったか?」

「いーえ。」

ダンナはオレの方を向いて、続けた。


「ま、『ツブれるまで』って条件なら、若は負けねえさ。なにせ…」

「なにせ?」

「お小さい時から、相当な強者に囲まれて鍛えられてるから、な。」

「…はあ。」




回数を唱和する声と、杯をテーブルに叩きつける音。

アンソニーが勢い良く叩きつけ過ぎてバランスを崩した、と見るや、そのまま腰砕けに地面に倒れ込んだ。


「黒髪の兄さんの勝ちだっ!!」

うわっ、と歓声が上がった。


「オレの勝ちだっ!!」

その提督の声に、ホーレスのダンナが深く頷く。


「ホーレス、オレ、勝ったからな。こいつはオレの仲間だ。」

「へえへえ、仰る通りにしますよ。」

ダンナは転がったアンソニーを軽々と担ぎあげた。

そのダンナに、足元が大分と怪しい感じの提督が続く。


「ホーレス、オレ…」

「はいはい若、若の勝ちです。さすが若です。すごいですね。」

ダンナは肩でアンソニーを担ぎながら、もう片方の手で提督のバランスを取った。


「アル・ファシ、勘定は任せた。」

なんとも器用なことに、その状態でオレに財布が飛んできた。




青い空。

白い雲。

波は穏やか。

ヴェネツィアへの航路は、順調。


大きな足音がして、甲板へ上がってくるなり、その足音の持ち主は、船べりから勢い良く嘔吐した。

とりあえず、「心優しい」オレは、そいつの背中をさすってやり、なんとも慈悲深いことに、船の中では貴重な水までそいつに差し出してやった。


「…」

そいつは一息で飲み干すなり、また胃が刺激されたのか、水ごと、胃の中身を全部海に吐き出しちまった。


二日酔いはキツいよなあ。

オレは一度で、二度とこんな思いはしたくねえと思ったさ。

ましてやこいつ、昨晩、あれだけ飲んだら、なあ…


「うわああああああっ!!」

嘔吐がひと段落したと見るや、今度はそいつは絶叫した。


「ここはどこだあーっ!!」

金髪はボサボサ、整った顔は二日酔いでヨレヨレで、しかもこんな間抜けな絶叫、アンソニー・ジェンソンとも思えねえ。


「ここはペロソポネス半島、この船はヴェネツィアに向かってる。ついでに教えといてやると、お前さんは誘拐されたわけじゃあねえぜ、『公平な勝負』の結果、お前さんは晴れて、この船の航海士として雇用されたわけで…」

アンソニーは頭を抱えた。

二日酔いの頭痛なのか、はたまた別の理由での頭痛なのか、全知全能のアッラーでない身には分からないが。


分からないが、まあ「意識取り戻したら、逃げようのない海の上」ってのはキツいだろうとは思うけどな。




アンソニーはしばらく頭を抱えたままうずくまっていた。

オレはあんまり動かねえんで、ショックで心臓が止まっちまったんじゃねえかと心配になったくらいだ。




「おい、アンソニー…?」

アンソニーはうずくまったまま言った。


「名前は?」

「あ、オレ?アル・ファシだ。」

「ああそうか、よろしくな、アル。」

「はあ?」

アンソニーは爆ぜるように起き上がると、大笑いした。


「こうなりゃ、これも運命ってもんだっ!!オレはあの坊やに一生ついて行くぜっ!!」

どうやら、アンソニーの中で何かが弾けちまったらしい。

オレは狂ったように大笑いするアンソニーをそっと放置して、船倉に入った。




「提督、そしてホーレスのダンナ、アンソニーが目覚めやしたぜ?」

「う゛う゛う゛う゛う゛う゛…」

地獄の責苦でも受けてるみてえなうめき声がした。


「まったく、酒を勝負の材料にするから…」

「頭が…頭が割れる…痛い…ホーレス、痛い…」

「はいはい、水をどうぞ。これに懲りたら、酒は適量を心がけるんですぜ、提督。」

「う゛う゛う゛う゛う゛う゛…」

オレはそれ以上声をかけずに船倉を出た。


全知全能のアッラーに讃えあれ。

こんな人の子の惨状を見越して、酒を予め禁じ給うたんだからな。


「まったくムスリムでよかったぜ。アッラーフ・アクバル!!」

オレは心からそう思った。





2010/3/12



今回の語り手:アル・ファシ
…トリポリにいる会計技能持ち(てか他に技能は持たない)の宿屋航海士。国籍はオスマン。ターバンを被っているため、ムスリム(イスラム教徒)だろう。航海術はイマイチだが戦闘力が高い。でも義理が無いため、裏切り易い。
プレイヤーは一度は彼から借金を取り立てたことがあると思われる…くらい、毎回借金取りに追われている人。一体、何に使っちゃうんだろう、金塊単位で。
前回も書いた通り、楊文力氏の『小説大航海時代』では、ものっすごく美味しい役回りな人。PS、SS版ではスッキリした顔してるけど、わりとひねくれていると思われる。

史実キャラ。モデルはレオ・アフリカヌス。しかしこの経歴だと、地図作成技能持ってそうな気もするのに、アル・ファシの方は会計一本持ち。どうして?
経歴上、義理がないのは納得。しかし、キリスト教に改宗したのはただの生きるための方便かと思われますが。




ネタバレプレイ日記(感想)

   

目次









































大航海時代2&外伝と言えば、酒に酔わせて航海士ゲットーっ!!
このゲームでは航海士は酒場か宿屋にいます。で、酒場にいる航海士の方は、レベルさえ足りいれば、「酒をおごる」を繰り返せ(自分で自分の能力を自慢し始めたら、その気になった証拠)ば、そのうち仲間になってくれます。が、この「酒をおごる」の怖い所は、 飲ませれば飲ませるほど、仲間になってからの忠誠度が上がる所。
というわけで、サルヴァドルのような駆け出し海賊の坊やでも、ちょっとした金さえあれば、前途ある若く有能な航海士をはした金で一生こき使うことが可能な訳です、はい。
この航海士の忠誠度上げシステムを分かっていなかった頃のカタリーナプレイでは、航海士は出港所に行くたびに給金上げを迫るは、暴風域に入った瞬間に嵐が起こるは(どちらも提督の「運」が関わってくるらしい)、
「女が海賊になるのがそんなに悪いって言うのっ!?」
とカタリーナに代わって、何度か叫びました(カタリーナは初期の運がとてもとても低いのです)。

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