凛然と




マルチェロ、聖堂騎士団長就任前夜話。
兄弟姦的表現注意!!

ちなみにタイトルの意味は(広辞苑より)
@寒気が激しく身に染むさま
Aいさましいさま、りりしいさま
です。だからなんだ?と思われた方は、本文をご覧有れ。






















雨が止まない。




けど、オレの目の前の人はそんな事を気にするそぶりも見せない足取りで、控えの間に向かう。

その人が身に付けるのは、聖堂騎士“副”団長の服。


オレは、従士としてそれに従う。

従うオレの腕にあるのは、聖堂騎士“団長”の服。




控えの間は、そもそも地下にあって温度が低い上に今は夜で、しかも雨だ。


オレは、ぶるると身震いをするが、目の前の人は眉一つ動かさない。




雨は、止む気配がない。


畜生、なんで止まねえんだよ。このままじゃ…


オレが雨音に気を取られていると、目の前の人が、オレをじっと翡翠色の瞳で睨みつけてきた。




おっといけねえ、オレの仕事がまだ残ってた。


オレは真面目くさった顔になると、目の前の人の顔をしっかと見つめ、そして、重々しく言った。




「汝、聖堂騎士マルチェロよ。ただ今より、禊の儀式を始める。準備はよいな。」


目の前の人、聖堂騎士副団長マルチェロ、そして、オレの異母兄である人は、オレに一礼する。


ウソ。

もっと正しく言うと、オレの今回の儀式での“役目”に一礼する。




優美極まる一礼の後、オレは兄貴に促す。


兄貴は軽く頷く。




そして、身に付けた聖堂騎士としての衣服を


全て、


脱ぎ始めた。



















聖堂騎士団長の異端審問裁判という、マイエラ修道院始まって以来の大椿事の後、まんまと

…いや、この言い方でいいと思うよ。だって、兄貴の陰謀だって事は、みんな知ってることだもの

聖堂騎士副団長どのは、聖堂騎士団長の地位を手にいれなさった。




まあ、オディロ院長の同意があったってのが一番大きい理由なんだけど、それでも大変だったんだぜ、あの騒ぎの後。

それを“仮”団長どのは、目にも鮮やかにてきぱきと不都合を処理し、ついに正式に聖堂騎士団長の地位を得ることになった。




ただ、問題がいくつかあった。


前騎士団長のジューリオどのは、名門貴族ジャンティエ家のご出身なモンだから、自分の一族から出た聖堂騎士団長を“解任”なんてゆー屈辱を受けたジャンティエ家が黙っちゃいなかったんだ。

その一族が出してきた条件は、こんなモンだった。




マルチェロの聖堂騎士団長就任式は、“古式にのっとったやり方”で行うこと。





“古式にのっとったやり方”

オレもよくは知らなかったけど、まず、式場は屋外。そして、マイエラ修道院の縁起にのっとったんだかなんだか忘れたけど、ともかく、

聖なる炎を儀式中、絶やさないこと

が要求されるらしい。




んで、その“聖なる炎”がもし、儀式中に消えてしまった場合は、

「女神がその騎士団長を望んでおられない」

って事になって、騎士団長就任がチャラどころか、聖堂騎士から追放される事になっている…らしい。


昔、儀式中ににわか雨に降られて、屈辱に耐え切れずに憤死した聖堂騎士もいたんだって、さ。





もちろん、こんな“古式にのっとった”やり方なんて、ここ百年以上は誰もしてない。

だって、マイエラ地方って、そもそも雨多いもん。こんなんマトモに守らされてたら、誰も騎士団長やらねえっての!!




もちろんこんなの、ジャンティエ家の嫌がらせさ。







断ったら断ったで向こうさんも、さんざ誹謗中傷撒き散らそうと待ち構えていたたんだろうけど、兄貴の返答は一言。





だった。





この季節は、そもそも雨の多いマイエラ地方でも、特に雨が多い。


ここ一週間、ずっと雨だった。


明日が、就任式だってのに。






周りの騎士だの修道士だのはやきもきしているってのに、兄貴は、そ知らぬ顔で儀式の準備を進めてた。

オレもやきもきしてたけど、オレには何も出来ない。

そんな時、オディロ院長がオレに言った。




「ククールや、就任式前日の“禊の儀”の従士の役目、お前がやりなさい。」

院長は、優しい目で続けた。

「マルチェロもきっと不安じゃろう。お前はせめて、そんな兄を見守っておやり。」

















兄貴は、オレがいる事なんて眼中にないかのように、さらさらと着衣を脱いでいった。



ええ、院長。お言葉どおり、オレは激しく兄貴を見守っています。



兄貴の太い腕も。


兄貴の厚い胸板も。


兄貴の引き締まった腹筋も。




兄貴の手が、下穿きにかかった。


オレは月明かりの下でもはっきりと、兄貴の姿を見ています。




兄貴のぱんと張った太腿も。


兄貴の鍛えた脹脛も。


一糸纏わぬ姿になったから寒いだろうに、特に萎縮した様子も見えない“アレ”も目いっぱい、オレは見守っています。


まあ、院長はそんな事を見て欲しい訳じゃなかったのは、オレもよくわかってるけど。





兄貴は知らないし、院長も夢にも思っていないことだろうけど。




オレはしばらく前から、兄貴に欲情している。









皆が寝静まった聖堂騎士宿舎のベッドの中で、オレはオレのモンを慰めながら、兄貴の事を考えている。


もちろん、毎回じゃない。

付き合ってる女の子の事とか、付き合いたいなーと思ってる女の子のコト考えながらしてる事も多いけど、でも、一番“燃える”のは、兄貴をオカズにしてる時だった。



オレのオカズになる、オレの想像の中の兄貴は…想像の中にも関わらず、オレににこにこしたり、優しくしたりはしてくれない。

オレは、オレに優しくしてくれる兄貴を想像するコトすら出来ない。


だから

オレは想像の中でも相変わらずオレを邪険にする兄貴を、想像の中だから普段の力関係を逆転させたオレは、力ずくで犯す。


渾身で抵抗してくる兄貴を、兄貴の力でも撥ね退けられないくらいの力で押し伏せ、無理やり犯す。


想像の中の兄貴が、屈辱と羞恥と怒りで染まった顔になるその頃…オレは大体、どばっとイク。


気持ちいい


けど、その後、なんだか切ない気分になる。




オレは和姦推奨派だから、女の子の同意ナシで無理やりしたコトは、女神に誓っていっぺんもない。

だから、そんな彼女たちをオカズにした時だって、オレ的に無駄に都合のいい萌えるシチュエーションなのはまあ、それとしても、無理やりする事に欲情するって事はない。




なんで兄貴だとこうなるんだろう。

所詮、想像の中での事なんだから、もっといちゃいちゃしたって罰は当たらないだろうに。












一糸纏わぬ姿になった兄貴は、オレの事など眼中にもない様子で、そして、オレの心中など知りもせず、儀式の場の扉へと向かう。

オレは慌てている様子を悟られないように、その後を追う。




兄貴の、黒髪がかかった逞しい肩や、すらりと伸びた上背や、きゅっと魅力的に締まった腰つきや、そしてコリコリした美味しそうな尻が、手を伸ばせばすぐに触れられる場所にある。




オレはそれを、お触りナシで視姦しながら、今回のオレの役目がほとんど跪いた状態なのを、女神さまに感謝する。


だって

立ってたら、勃起しちまったのバレるって。


















儀式の間は、石造りの浴槽みたいなモンに、聖水が張られた簡素な造りだった。


そして、想像通り、有り得ないくらい寒かった。




オレは、勃起したモンも萎える寒さに、全裸の兄貴をそっと盗み見た。


更に有り得ない事に、兄貴は鳥肌一つ立てていなかった。


…精神力で堪えるにも、程ってモンがあるんじゃないの、兄貴?









オディロ院長が入ってくる。


オレは跪き、兄貴も跪く。




正装した院長は、いつもと違って厳しい表情で十字を切り、聖水を小さな水がめに汲む。


オレは、これから起こる事を知っているから、想像するだけで身震いする。




兄貴は身じろぎもしない。

ただただ頭を垂れて、それを待つ。




そして院長は小さな水がめの中身を、跪く兄貴の頭から、全部、注ぎかけた。




聖水は兄貴の黒髪を濡らし、背中を濡らし、臀部まで注ぎかかって、床を濡らした。




院長は水がめを置くと、言葉を発さずに兄貴に対してひたすら祈りの動作をする。

兄貴も“微動だにせず”それを受ける。




オレは一人、出来るだけ動かないように渾身の努力をしながら、唇の中で小さく

喋っちゃいけない、喋っちゃいけない


と呟いていた。




この禊の儀式の間では、決して言葉を発してはならない…という決まりだそうだ。

この厳然たる冷気と沈黙の空間の中で、聖堂騎士団長となる者は、心と体を清めるもの…なんだそうだ。


…誰だよ、こんな儀式考えた奴。


ぜってえ、風邪ひくってのっ!!こんな儀式受けたらっ!!





院長は祈りを終えると、オレに小さく合図した。


オレは、既に歯の根が合わなくなりかけていたけど、役目を思い出し、持参の砂時計をひっくりかえした。




それと呼応して兄貴は立ち上がると、オレの方を向いた。




その、月明かりに照らされたいっそ神々しいまでの裸身を見たオレは、即座にさっきの考えを撤回した。




すいません、やっぱりオレと兄貴のために、こんなおステキな儀式を考えてくださった方、ありがとうございます。


もちろん、表情にはそんな思い、おくびにも出さなかったけどな。













兄貴はゆっくりと、歩みを、とびきりひんやりした聖水の湛えられた禊台へ進める。




そして、躊躇いゼロで、その中に体を沈めた。




ああ、か弱いオレだったら間違いなく叫びそうな冷たい水だってのに!!

兄貴は、本気で顔の筋肉一つ動かさなかった。




兄貴って、ホントすげえ人だと思う。





オディロ院長はそれを見届けると、オレに小さく微笑んだ。

オレも黙って、小さく頷く。


それが

マルチェロを後はよろしくな。

って合図だって事は分かってた。


そして、院長は禊の間を出た。




あとは、オレと兄貴と、この狭い部屋に二人っきり。







兄貴は聖水の中で跪くと、聖地ゴルドの方向へ向かって、ひたすら祈りを捧げる。


オレは跪いて、その様子を見守る。

それがオレの従士としての役目。

砂時計が落ちきるまで…オレは、兄貴が掟通り、一言も言葉を発さず、また、この聖水の中で祈りを捧げ続けられるかを見守るのが役目ってワケ。





オレは、石畳に跪いた自分の膝が、感覚なくなるほどの寒さを感じる。

が、トーゼン、見届け役のオレが姿勢を崩したり、ましてやこの場を離れたりなんて、出来るワケない。




ったく…この儀式考えた奴、ぜってぇ、バカが、そうでなかったらマゾだよな。

こんなトコで、冷たい水に一時間も漬かってたら風邪引いて、翌日の聖堂騎士団長就任式どころじゃねえっつの。

オレ、万が一!!自分が騎士団長に任命されたって、ぜってぇ引き受けねえ…

まったく、歴代の騎士団長って、この儀式に耐えただけでも偉いよな…






オレはそこまで考えて、物音一つ立てない兄貴を眺める。



さっき、院長から頭にかけられた聖水の雫が、まだ、ぽたぽたと広い背中に滑り落ちる。




水も滴るいいオトコ…


なーんて、陳腐な表現しか思いつかないけど、その言葉通り、一糸まとわぬ兄貴は普段より何割り増しかいいオトコだった。

やっぱ、脱いでもスゴい男は違うね。




なーんて、オレがアホでエロい事考えてるなんて知りもせず…兄貴の事だから、気付いてて黙殺してるのかもしれないけど、兄貴は目を瞑ってひたすら祈りを捧げていた。






一体、一時間も何を祈ってるんだろう。


とりあえず、明日、晴れます様に、ってコトかな?




そうだ。

もし、明日、雨が降れば…兄貴は聖堂騎士団長になれない。

それどころか、下手すると聖堂騎士団すら追放されるかもしれねーんだ。


ホントは、こんな所で風邪ひき必至な水の中なんて漬かってる余裕なんてないに決まってる。




なのに、


兄貴の横顔には、そんな感情は微塵も浮かんでいない。


大理石に刻んだ聖者様みたいに落ち着き払った、荘厳な横顔。


オレは、そんな“聖者様”に欲情してしまったコトを、ちょっぴり女神さまに懺悔した。




女神さま、女神さま。オレは悪い子です。“女神の神聖なる花婿”である兄貴に、すんげえ淫らな気持ちを抱きました。


でもね、女神さま。人の子ってのは基本的に誘惑に弱いモンなんで、“女神の神聖なる花婿”だろうがなんだろうが、エロっちいものには、基本的に欲情しちゃうもんじゃないスか?

だったらさ、兄貴の全裸をこんなにエロっちく創りたもうた女神さまにも、オレの罪の責任の一環はあると思いますけど、ぶっちゃけ。

それともアレですか?やっぱ女神さまも、エロっちいナイスバディがお好きなんスか?イヤだなあ、このスキモノ♪




この心中が万が一聞こえたら、間違いなく兄貴にブチ殺されそうな事を考えながら、オレは寒さに耐える。


無情な砂時計は、めちゃめちゃ正確に時間を刻む。






兄貴は本気で微動だにしない。

なんでこの人は、何事にも常人離れしてんだろ。



でもな、うん。そんな兄貴なら大丈夫だよ。

だって、兄貴は今までも、どんな事でも、自分の計画通り進めてきた人だもの。

雨くらい、なんとかするって。

明日だってきっと、兄貴の可愛くも秀でたおデコが光るくらいいいお天気に決まってる♪




オレは、水でぴったりと額に張り付いた兄貴の黒髪を眺めながら、自分にそう言い聞かせる。


砂時計は、まだまだ砂を落し続ける。








余りに寒すぎて、鼻水が出てきた。

ああ、うん。オレくれえの美形だって、寒かったら鼻水くらい出るよ、そりゃ。

体勢をかえずにそっと拭いながら、オレは兄貴を眺める。


死んでない…よな?

そんくらい、兄貴は彫像のように動かない。



オレは注意して、兄貴の息使いを窺う。


微かな呼吸の音。

生きてる…


当たり前だけど、なんだか嬉しい。




そして、耳を澄ますオレの耳に入るのは、他に、まだ止む気配すらねー雨の音。




いやでもホント、明日、雨降ったら兄貴はどうするんだろ?


まあオディロ院長がいるから聖堂騎士団から追放されるって事はないだろうけど、プライドがゴルドの女神像より高い兄貴の事、そのまま騎士団に居残るとは思えない。



兄貴、どっかいっちまうかもしれない。




オレは兄貴のいない修道院に、ぽつん、と取り残された自分を想像し、冷気のせいじゃなく、身震いがした。




ヤだ…そんなのヤだっ!!


オレはそんなのやだ。

オレは兄貴といたい。

オレはだから、こんな辛気臭い修道院に居続けてるんだ。



オレは信じてる。

兄貴は今はこんなにオレに冷たいけど。

いつか…いつかきっと、オレと仲良くしてくれるって。

オディロ院長も言った“時が解決してくれる”って。




だからオレは、兄貴と一緒にいなきゃ…いやだ。

オレはいつか、兄貴と仲良くなって、そんでもって兄貴もオレに優しくしてくれるようになるんだ。





砂時計の砂は、いつしか残り少なくなった。


この砂が全て落ちきったら、儀式は終る。


そして、兄貴は聖堂騎士“団長”の制服を身にまとい、今度は“一人っきり”で礼拝堂で祈る。





オレは、兄貴の月明かりに照らされ白くほのかに光る肩や、背中を眺める。



これで見納め…は、イヤだな。


いつか、兄貴と仲良く慣れたら、聖堂騎士団長室のベッドの中で存分に堪能してやるんだ。

もちろん今度はお触り付きでさ♪






でも、もし。


もし、明日雨が降ったら…




ああ、いいさ。兄貴がどこかに行っちまうなら、地の果てまでだって付いてくから。



オレの愛する兄貴、オレはどこだって…兄貴のいるところならどこまでだって行くよ。


兄貴、オレはそんくらい兄貴の事、愛してるんだよ。








ねえ兄貴、だからさ。




オレのこと、愛してよ。




















砂時計の砂は、尽きた。


オレは古式にのっとり、砂時計で石畳の床を小さく叩く。




それを合図に、兄貴は瞑り続けた翡翠色の瞳を開いた。




小さな水音を立て、兄貴はその裸身を、水中から引き上げた。






















控えの間。


オレは儀式通り、兄貴に言う。


「汝の身は清められた、“聖堂騎士団長”マルチェロよ。」


目の前の人、聖堂騎士団長マルチェロ、そして、オレの異母兄である人は、オレに一礼する。


ウソ。

もっと正しく言うと、オレの今回の儀式での“役目”に一礼する。




オレは、身を拭うための浴布を渡す。


ガチガチに冷えてるからなのか、兄貴の動作がいつもより鈍い…気がする。

兄貴の胸の突起が、冷気で、きゅっ、と縮こまってるのが目に入る。



ああ、畜生。抱きしめたい。抱きしめてあっためたい。







体から水気をふき取った兄貴に、オレは聖堂騎士団長の服を捧げる。

兄貴は、受け取る。




兄貴は手際よく、それを身に付ける。



兄貴の裸身がもう拝めなくなるのは残念だけど、それはそれとして、純青の聖堂騎士団長服は、兄貴にとってもよく似合った。






全てを身に付け終わった兄貴に、オレは言葉をかける。




「よくお似合いです、聖堂騎士“団長”どの。」



兄貴は、ちょっとだけ笑みを返した。


オレに返したんじゃない。

“団長”って呼びかけが、ちょっと嬉しかったんだろう。


そんな事は、分ってる。






あっさりと身を翻した兄貴の、団長服が翻る。


優美極まりなく、翻る。







「ホント、すげえよく似合うぜ、“オレの”団長どの…」

オレは呟く。






そしてオレは、今日は徹夜で女神さまに、


あした天気にして下さい。


と祈ろうと思った。






2006/10/17




一言要約「兄貴を剥きたいっ♪」
なんつーか…最初の構想では、もっとシリアスでエロっちい話だったのに、気付いたらアホモのククになっていて、がっかり…ってカンジです。
一応、話の並びで時間推移をあらわしている訳ですが、今の年齢設定は、兄貴二十六。愚弟十七。ええ、一番ヤりたい盛りのお年頃♪なんで、とりあえずエロ妄想をしているという…
とりあえず、今のククは
「兄貴を愛してたら、いつか兄貴も好きになってくれるよ♪」
という、青春まっさかりな思考をしています。そんな彼の健全な愛情が(兄貴に欲情する事を“健全”と言っていいのか微妙ですが)どう裏切られ、歪んでいくかは、まあ、もう既に書いた話からお分かりですね?
この『童貞聖者』シリーズは、根幹になる話をさっぱり書いていないため(ドルマゲスイベントとか、聖地ゴルドとか)「兄貴一代記」の売り文句に背きまくってるので、反省して、そろそろドルマゲスイベントでも書こうかと思っています。
あ、次の「昂然と」は、この翌日のお話です。だからつなげました。




昂然と


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